キリリ、車百合
2016年 07月 25日
フナシクルマユリ。 緑の茂みに隠れるようにいたけれど見逃しはしません。
華奢ながら反り返った朱色は辺りを引き締めます。
(斑がないので) たった一度だけお店で見たことがあった気がする車百合。
かなり興奮。
山百合の華やかさとは別次元。
光との共演です。
正直言えば、言葉が見つからないのです。
いけばなの教えに「草木の出生を知る。」とあり、植物を深く知りその背景にまで心を寄せ
そして、生けなさいと~
しかし、現実的にはお店に並ぶものを選んで季節を感じ、風を感じ、陰陽のありようを模索します。
このようなあるがままの姿を見てしまうと、ただただ胸を打たれるばかりで・・・
茂みが深くなって草刈りが施された後でした。
隠れていたものが露わになってこうして「知る」機会を得ました。
山がこんなにも多彩で豊かということを知りつつあるのだから
明確に言葉にできるような気付きと悟りを自分に期待するばかりです。
いつもの立ち位置は立ち入り禁止の札が下がりました。
向こうにある小山は斜面が崩れやすくなって倒木も見えていました。
やはりです。
by budoudana-de
| 2016-07-25 11:39
| 自然